サッカーチームの事業規模はどのくらい?

2020年2月26日

前回に引き続き、鹿島アントラーズの経営態を分析する一環で、サッカーチームの事業規模はどの程度のものなのかを皆さんに知っていただきたく、新しくブログを書きました。

サッカーチームの収入の大きさは、ほかのどの様な会社の売上と同じ大きさなのでしょうか?
何かと比べると、よりその姿が具体的に見えてくると思います。

今回は、日本の会社マンチェスターユナイテッドの事業規模との比較を通して、事業規模や経営状況を知っていただこうと思います。

スポーツビジネスに興味がある方にお勧めのブログとなっております。

ちなみに、Jリーグチームの経営状況を分析した記事はこちら↓

鹿島アントラーズの事業規模

前回ブログでもふれたとおり、2018年度の経営状況は、
営業収益は73.3憶円
営業費用は67.4憶円
営業利益は5.8憶円
当期純利益は4.3憶円
となっています。

前回ブログ↓

この営業収益73.3憶円という数字はどの程度のものなのでしょうか?

下の図をご覧ください。

上に挙げた会社は私が売上規模の近い会社をランダムにピックアップしたものです。(数字は2018年度の各社決算資料より抜粋)

・グノシー 売上112億円 営業利益19憶円 営業利益率17.3%
・サンリオ テーマパーク事業 売上89憶円 営業利益2憶円 営業利益率2.2%
・串カツ田中 売上76憶円 営業利益5.6憶円 営業利益率7.3%
・鹿島アントラーズ 営業収益73.3憶円 営業利益は5.8憶円 営業利益率8%

いかがでしょうか?少しはイメージが沸いたでしょうか?
パッと見た感じだと、串カツ田中の売り上げ規模に近いですね。

串カツ田中は、200店ほどの店舗のうち、半分はフランチャイズで運営をしていますので、単純な全店舗の売上の総額ではありません。しかし、街中で目にする串カツ田中と同じくらいの事業規模と考えると、アントラーズの事業規模も少しイメージしやすいかと思います。

また、サンリオもテーマパーク事業だけの売上ですので、そのほかのライセンスフィーなどは含まれていません。

グノシーは2012年に設立されましたので、設立後7年間程度運営されている企業です。イケイケのベンチャー企業だと、5年くらいで到達する売上高といったところでしょうか。

だいたいこれくらいの大きさだということを、知っていただければと思います。

マンチェスターユナイテッドとの比較

マンチェスターユナイテッドとの事業規模の比較を行います。

下記図をご覧ください。

鹿島アントラーズ、営業収益73.3憶円に対し、マンチェスターユナイテッドは営業収益767憶円となっており、収益の規模は10倍以上です。

以前のブログで、リーグの収益規模を比較しましたが、その際はJリーグとプレミアリーグの差は6倍程度でした。
チームで比較すると10倍以上差がついているのですね。放映権の違いなど、差が生まれる要因は多そうです。
マンチェスターユナイテッドは放映権だけでも100億円以上の収入があるので、マンチェスターユナイテッドをテレビで放送する権利よりも、鹿島アントラーズのすべての収入を足したものは低いということになります。


ご参考までに↓

収益構造の違いは、次回ブログで触れたいと思います。

ちなみに、マンチェスターユナイテッドの事業規模と同じ事業規模の会社を探してみました。

これらの会社も、私が売上規模の近い会社をランダムにピックアップしたものです。(数字は2018年度の各社決算資料より抜粋)

・王将フードサービス 売上781億円
・ガンホー 売上923憶円

売上規模世界第3位のマンチェスターユナイテッドは、王将やガンホーと同じくらいの規模なのですね。
大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれだと思います。
そもそも、餃子の王将と串カツ田中の売上規模が10倍違うことも、少し驚きではあります。

私が一番感じたことは、Jリーグのチームの売上は工夫次第でもっと伸ばせるのではないかということです。
大好きなJリーグのチームの売り上げが、王将の1/10というのは、サッカーファンとして少し悲しいです。

今後も、様々なスポーツチームで行われている施策などピックアップしてご紹介していければと思っています。

まとめ

今回は、鹿島アントラーズの事業規模を、日本のほかの会社やマンチェスターユナイテッドの事業規模と比較しました。

・鹿島アントラーズ 営業収益73.3憶円
・グノシー 売上112億円
・サンリオ テーマパーク事業 売上89憶円
・串カツ田中 売上76憶円
・マンチェスターユナイテッド 営業収益767憶円
・王将フードサービス 売上781億円
・ガンホー 売上923憶円

次回は、鹿島アントラーズとマンチェスターユナイテッドの経営をもう少し詳しく見ていきたいと思います。