財務諸表とは?ースポーツチーム経営に必要な会計知識をつける

2020年1月24日

今回は再度、スポーツチーム経営を理解するうえで必須である会計についてお話ししたいと思います。

前回は財務諸表が読めると、何が嬉しいのかというとこについてお伝えしました。↓

今回は、

財務諸表とは何なのか?

について、お話ししたいと思います。

財務諸表なんて一度も見たことがない!という人に向けて、解説したいと思います。

好きなスポーツチームの勝敗だけではなく、チームの経営状況を理解することで、そのチームの新たな一面が見えてきます

財務諸表とは

財務諸表とは、主に下記の3つで構成されます。

  • 損益計算書(Profit & Loss Statement : PL)
  • 貸借対照表(Balance Sheet:BS)
  • キャッシュフロー計算書

これらは財務3表と呼ばれ、企業の経営を知るうえで大切な報告書です。

それぞれ解説していきます。

損益計算書(Profit & Loss Statement : PL):儲けを計算する書類

損益計算書(Profit & Loss Statement : PL)とは、会社が一年間で、どれだけ売上を上げ、どれだけ費用をかけ、いくら儲かったかを計算した書類です。企業の稼ぐ力を表しています。

儲けを計算する書類と覚えてください。

・実際の例はこれ(2017年度サイバーエージェント)(会社HPより)

・Jリーグが公表しているのはこれ(2019年度鹿島アントラーズ)(JリーグHPより)

ここでわかるのは

「売上高―かかった費用=利益」

ということです。

上と同じ図を解説をつけてもう一度載せます。

サイバーエージェントの損益にはもちろん町田ゼルビアの収益も含まれています。

貸借対照表(Balance Sheet):ストックのリスト

貸借対照表(Balance Sheet:BS)とは、会社の持ち物(資産)と、そのための資金をどうやって調達したか(負債、純資産)をリスト化した書類です。会社の安全性がわかります。
ストックのリストと思ってください。

・実際の例がこれ(2017年度サイバーエージェント)

・Jリーグが公表しているものがこれ(2018年度鹿島アントラーズ)

ここで、

資産とは、お金の使い道を表しています。具体的な項目は別途お伝えします。
負債とは、お金の集め方を表しています。銀行からの借金などです。
資本とは、お金の集め方を表しています。株でお金を集めた場合ここに分類されます。

イメージを持っていただきたいのは、
右側がどのようにお金を集めたか左側が何に使ったかを表しています。

上と同じ図を解説をつけてもう一度載せます。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書とは、企業の会計期間中の現金の流れを表す書類です。
決算期間中のお金の増減を表しています。
キャッシュフロー計算書は、少し発展的なので、今回は、解説しないことにします。

というのも、損益計算書と貸借対照表で十分会社の戦略が理解できるからです。

昔、キャッシュフロー計算書の提出が義務付けられていいころの会計士の方は、損益計算書と貸借対照表から、キャッシュフロー計算書を導き出していたと聞いています。

また上場企業が公表しているものとJリーグが公表しているものに違いがあるのは、Jリーグのチームが株式上場していないからです。

株式上場している会社は、株式市場の求める様式で、報告しています。
Jリーグに所属しているチームは、Jリーグから求められた規則に従って、財務データを公表しています。

その違いが項目の細かさの違いです。
大きな項目は二つとも同じになっています。

まず、財務諸表と聞いて、3つの表があるんだなーと思っていただければいいと思います。

ちなみにですが、この3つは、野球に例えられることがあります。

PLやCFは、企業の1年間の成績を表しているので「年間打率」に、BSは企業が通算でどうお金を運用してきたかを表しているので「生涯打率(通算記録)」にたとえられます。

まとめ

財務諸表とは

主に下記の3つで構成されます。

  • 損益計算書(Profit & Loss Statement : PL):儲けを計算する書類
  • 貸借対照表(Balance Sheet : BS):ストックのリスト
  • キャッシュフロー計算書

次回は、財務諸表のどの部分について注目すればよいかお話ししたいと思います。