人生の目的は何か【自分の中に毒をもて(岡本太郎)】を読んで

2020年5月13日

今日は、自分の中に毒をもて“あなたは常識人間を捨てられるか”(著 岡本太郎)のご紹介とその感想を述べます。

岡本太郎さんは、大阪万博の太陽の塔を捜索された洋画家です。

「芸術は爆発だ」という名言をのこした超個性な人間として知られ、絵画や彫刻以外にも評論を執筆されていた活動家です。

私は、サッカー歴25年、元社会人サッカー関東リーグチーム所属のMBAホルダーです。

最近、自分は何のために生まれてきたのかとか、人生の目的はなんだとか、このまま会社の歯車でいいのかとか、をよく考えます

この本は、そんな悩みに対する岡本氏の意見や生き様が書かれた本です。

人生悩みを持っている方にぜひ読んでほしい1冊です。

今回は印象に残っている内容を、自分の経験談を交えてご紹介したいと思います。

このブログは
会社にお勤めで人生に悩まれている方
就職活動中で自分を失いかけている方
大学受験に疑問を持っている方
にお勧めです。

わたしは1ページ目で心を奪われ、この本を一気に読み切ってしまいました。

意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない

「意外な発想を持たないとあなたの価値はない。」これは1章のタイトルです。またサブタイトルに、「楽しくて楽しくてしょうがない自分のとらえ方」とあります。

自分とは何者なのか、自分の価値とは何か、を日々考えていた私にとっては、めちゃめちゃ引き付けられるタイトルです。

まず1章の1文目に衝撃を受けます。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。僕は逆に積み減らすべきだと思う。

積み重ねじゃないの?! びっくりです。

岡本氏によると、財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、人間は自在さを失ってしまうそうです。

確かに、仕事に置き換えると理解できる面があります。

例えば、仕事で評価されたことがあったとします。

通常は、評価されるとその仕事を続けようとしてしまいます

一方で、仕事の本質は、今の作業を見つめなおし、改善点を見つけ出すことにあります。

アマゾンのジェフベゾス社長は、事業部長が就任すると必ずこの言葉をかけるそうです。

「一刻も早く、今の事業部の仕事をぶち壊してくれ」

事業部長からすると、今から仕事を覚えようとしているのに、ぶち壊してくれと頼まれるわけです。

少し面喰いますね。

でも、これは仕事の本質をついています

自分の付加価値は、今の仕事をそつなくこなすことではなく、現状を疑い、より良い仕事の方法を見つけ出すことにあります。

現状維持は退化なのです。

岡本氏はこう続けます。

人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命を開くのだ。

さらに

今までの自分なんか蹴飛ばしてやる。そのつもりでちょうどいい。

変化を恐れず、何事も新しいことに挑戦していけ、日々新しい自分になれということですね。

仕事に置き換えると、まさにベゾス氏と同じ考えです。

意外な発想が求められるのは、仕事でも芸術でも同じなのですね。

日本は長いものに巻かれろが過ぎる

岡本氏は、「日本の風習は、長いものに巻かれろが常識となっている」と言っています。

それを、「煮え切らない惰性的な人々の生き方」だと指摘しています。

さらに、この風習に拍車をかけているのが、日本の教育システムにあるといいます。

確かに私の人生を振り返ってみても、大した夢を持たず、みんなと同じように過ごしたいと思って生きてきました。

それを良しとする風潮に流されていたというとらえ方もできます。

まさに長いものに巻かれていた…

頑張って勉強したのは、煮え切らない怠惰な生き方だったのか…

実際、私は生きる目的のようなものは、学生時代には考えていませんでした。

岡本さん…!!

図星です!!!

さらに

「学生時代には形式的な学生時代の勉強さえしていればよく、本当の人生の勉強をしない風潮」にあると指摘しています。

う…

まさにおっしゃる通りの人生

心が痛い…

そんな状況を岡本氏は、日本人は甘やかされていると指摘しています。

30歳を過ぎ、気づかされるこの現実…

つらい…

でも、過去を悔やんでも変えられないので、私は今日の行動を変えようと心に誓うのでした。

頑張ります!!!

自分自身の生きるスジは誰にも渡してはならない

「自分自身の生きるスジは誰にも渡してはならない」岡本氏はこう続けます。

夢にかけても成功しないかもしれないが、失敗したっていい」と。

「挑戦したうえでの不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とでは全く天地の隔たりがある。」

「結果がまずくいこうが行くまいがかまわない。むしろまずくいった方が面白い。」ともいっています。

これにも、私の人生で思い当たる節があります。

大学受験の時の話です。

私は、国立大学2次試験にどの大学を受けるか悩んでいました。

実は、将来やりたいことなど考えたこともなかったので、行きたい大学はありませんでした

偏差値だけで大学を絞り、何となく先生や親のアドバイスを受けて、何となく入れそうな大学に入りました。

私が今後悔していることは、「自分の意志で大学を選ばず、総合的に何となく決めたこと」にあります。

自分で自分の人生を選択するという視点がかけていました

レベルが高い大学を目指さなかった理由の一つは、

「失敗したら恥ずかしい。」でした。

いまこの本を読むと、

当時の自分が

「自分自身の生きるスジを他人に渡していた」

「挑戦を避けていた」

「結果がうまくいかなかった時のことを怖がっていた」

と気づかされます。

しかも、「挑戦しなかったことを後悔」しています。

岡本さん!!!

天から私のことを見ていますか???

図星すぎます!!!

ただ、挑戦するのはやっぱりちょっと怖い…

その気持ちを振り払い、今後の人生は挑戦し続けることを誓うのでした。

そのほか

この本では、そのほか、岡本氏の恋愛観人生観「芸術は爆発だ」に関するエピソードなども書かれています。

どれも、エネルギー溢れる言葉で描かれ、私の心に深く刺さりました。

まとめ

「自分の中に毒をもて」は岡本太郎氏の人生観や恋愛観について書かれたもの。

意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない

日本は長いものに巻かれろが過ぎる

自分自身の生きるスジは誰にも渡してはならない

などが私の心を打ちました。