子供に勉強のやる気を起こす方法
今回は、タイトルの通り、子供を勉強する気にする方法について書きたいと思います。
結論から言うと、子供を勉強する気にさせるには「子供に勉強を教えるな」です。
子供が全然勉強しないと悩んでいるご両親に向けて書いています。
この方法は、私が家庭教師のアルバイトをしていた時に実践した方法です。
私自身、国立大学に通っておりましたので、家庭教師の時給は3000円だったのですが、この方法を使うことで、生徒さんのやる気が上がり、成績がどんどん上がっていって、時給が5000円になりました。
私が心がけていたのは、「私から勉強を教えない」ことでした。
それは私が浪人時代に経験したことに基づいていました。
最初にー心構え
まず、絶対にやってはならないことを最初にお教えしたいと思います。
それは、ご両親が子供に「勉強しなさい」と言うことです。
子供は命令されることは絶対にやりません。
絶対にです。
絶対にやってはならないこと。それは「勉強しなさい」と言うことです。これだけは絶対に覚えておいてください。
私の浪人経験談
私は、勉強をやらされていた経験があります。
ずっとなぜ勉強するか疑問を持っていましたが、先生たちに怒られるのでいやいや勉強をやっていました。
結果として、大学受験に失敗し浪人しました。
浪人時代は、大学に落ちたことが悔しく、自分へのリベンジのために勉強していました。
すると最終的に旧帝大に合格することができました。
浪人時代は、勉強させられてるという感覚より、自分やみんなに負けたくないという思いから勉強していました。
やらされる勉強は身につかないこと、自分からやる勉強は身につくことを自分で体験しました。
子供をやる気にさせる方法
私が行っていた方法は、下の3つです。これだけで、勝手に子供が勉強し始めて、子供の成績が上がります。
1.まず雑談をする。
2.とりあえずほめる。
3.子供の勉強中に一緒に作業をする。
順にお話しします。
まず雑談をする
これは最も効果があります。
子供が警戒しないからです。
いつも家庭教師に行っていた先の子供には、次のように話しかけていました。
「最近学校はどう?ギターの調子はどう?」
その子は軽音楽部に入っており、ギターがとても好きだったので、いつもその話から入っていました。
これには多くの効果が見込めます。
1.子供が勉強を押し付けられると警戒しない
2.子供が何でも話せると思う。
3.アイスブレイクになる。
(4.バイトの労力が減る)
その子が好きなことなので、勝手にずっと話しているので、30分くらいあっという間にたってしまいます。
とりあえずほめる
とりあえずほめることも、めちゃくちゃ効果があります。
勉強以外のことをほめてもいいのですが、勉強のことでほめることができるとより効果的です。
例えば、子供さんが宿題をやってきたときに、
「おー偉いね!」と大げさに声をかけます。
当然、家庭教師の生徒さんですから、こちらは宿題をやってくることを期待しているのですが、宿題をやってきていたら、過剰にほめるのがおすすめです。
さらに、ちょっと量が少ないと思っても
「おー偉いね!こんなにやってきたんだね!苦手な数学なのに、頑張ってるね~」
これで、その子がやってくる宿題の量はどんどん増えていきました。
嘘のようで本当の話です。
子供の作業中に一緒に作業をする
これも効果的です。
「何かわからないことがあったら、何でも聞いてね」
と子供には声をかけて起き、私は私の必要な作業をします。例えばレポート作成したり。
そうすると、子供は一人じゃないと感じて、より努力するようになります。
自分の時間の節約にもなりますし、子供のためにもなります。
横に座ってつきっきりで監視するのではなく、同じ空間で教える側も何か作業をするのが効果的です。
付きっきりで見られると、緊張しますからね。
さらに、やらされている勉強になってしまいます。
家庭教師をした子の成績
これらを実践することで、本当にその子の成績はどんどん伸びていきました。
数学がいつも赤点だったようですが、私が家庭教師を始めた学期には平均を超えて、次の学期には80点になりました。
本当です。
ちょっとした裏技
時には質問されて、簡単に答えられないことがあります。
そんな時はこのフレーズが効果的です。
「どんな風に考えたの?どうすればいいと思う?」
質問されたら、質問で返せばよいのです。
その子にこちらが教育せずとも、その子が勝手に育っていきます。
教える側も楽ですし、教わる側も学力がつきます。
まとめ
今回は、子供に勉強のやる気を起こす方法についてお話ししました。
1.まず雑談する
2.とりあえずほめる
3.子供と一緒に作業をする
皆さんも試してみてください