ファンを増やすスポーツマーケティングと面白い事例

2020年9月3日スポーツビジネス

今回はスポーツマーケティングについて、その内容ファンを増やす仕組みの面白い活用例をお伝えしたいと思います。

マーケティングやスポーツマーケティングという言葉をよく耳にされると思いますが、その中身をわかりやすくお伝えしようと思います。

このブログを読み終えるころには、それぞれの意味や活用例を知ることができます。

このブログは、
スポーツビジネスに興味がある方
スポーツビジネスを学ぶ学生
マーケティングに興味がある方

にお勧めのブログとなっています。

私はMBAでマーケティングを学び、さらにスポーツビジネスについての独自に学んでいるものです。

このブログが皆さんの参考になれば幸いです。

マーケティングとは

皆さんはマーケティングとは?と聞かれ、何と答えるでしょうか?

実はマーケティングという言葉は、学者によってその定義が異なります。

いくつか例を見てみましょう。

フィリップ・コトラー

フィリップ・コトラーは経営学者でマーケティングの第一人者と呼ばれている人です。これまで数多くのマーケティングに関する理論を発表してきました。マーケティング界におけるその功績は計り知れません。

コトラーはマーケティングのとは

「消費者、顧客、パートナー、および社会全体にとって価値のある提供物を創造、伝達、流通、交換するための活動、一連の制度、およびプロセスをいう」としています。

グロービス経営大学院

グロービス経営大学院が発行しているグロービスMBAマーケティング改定3版という書籍の中では、マーケティングとは

「マーケティングの役割は、市場の変化を敏感にとらえ、顧客ニーズや顧客満足を中心にした「買ってもらえる仕組み」を組織内に構築することである。」

とされています。

イメージで言うと、「顧客に商品やサービスを買ってもらえる仕組み」という感じでしょうか?

ビラ配りやテレビCM、youtubeで流れるCMなんかも、企業のマーケティング活動の一環ですね。

企業は、どうやったら顧客に商品を買ってもらえるかということを考えて、CMをうったりしているのです。

これがマーケティングです。

スポーツマーケティングとは

スポーツマーケティングの2つの定義

スポーツマーケティングは2つの定義がなされます。(スポーツマネジメント入門 広瀬一郎)

・ファンを獲得するためのマーケティング(Marketing of sports)

・スポーツを利用したマーケティング(Marketing through sports)

ともに、詳しくお伝えします。

ファンを獲得するためのマーケティング(Marketing of sports)

これは、スポーツそのものを見てもらったり、実施してもらったりする活動のことを言います。例えば、プロ野球やJリーグチームが、「ファン感謝祭」を開くという活動はこれに当たります。

ファン感謝祭で選手と触れ合うことで、ファンにまた見ようと思ってもらうことを目指している活動ですね。

スポーツを利用したマーケティング(Marketing through sports)

これは、スポーツを通じて、企業や団体を知ってもらったり、その企業が提供している商品を買ってもらったりする活動のことを言います。例えば、本田圭佑選手がアクエリアスのCMに出演しているのは、サッカー選手である本田選手を通じた企業のマーケティング活動に当たります。

ファンを獲得するためのマーケティング(Marketing of sports)の面白い具体例

ファンを獲得するためのマーケティング(Marketing of sports)はスポーツそのものを見てもらったりする活動のことでした。これの、面白い例を紹介します。

皆さんはフォーミュラEというスポーツをご存じでしょうか?

フォーミュラEとは、電気自動車のF1と呼ばれる自動車レースです。ガソリンなどの化石燃料で走る車ではなく、電気を利用したモーターで走るカーレースです。

このフォーミュラEをより多くのファンに知ってもらう取り組みが面白いのでご紹介します。

それは「アタックモード」「ファンブースト」という仕組みを導入しています。

アタックモード

アタックモードはコース上に特定のアクティベーションゾーンが設けられていて、その上でドライバーがハンドル上のボタンを押すと、出力がアップしそれまでより加速できるという仕組みです。

ファンブースト

ファンブーストは、SNSでのドライバーの人気投票で、得票数上位の人に与えられる出力アップの仕組みです。ドライバーはレース中にその権利を使うことができます。

ファンブーストをファンの立場になって考えてみましょう。

ファンは自分の好きなドライバーに投票します。

そのドライバーはファンブーストの権利を得ると、試合中のどこかでその権利を使います。

ファンは、そのレースをずっと見てしまうわけです。

自分が投票したファンブーストがどこで使われるかを見るために。

なんだかAKB48の総選挙のような仕組みですね。

AKBの時はCDを買うことで、AKBセンターの権利を得る応援ができたように、フォーミュラEはSNSで投票することで、ファンブーストを使う権利をドライバーが得る応援ができるわけですね。

なかなか面白い取り組みだと思います。

まとめ

今回は、マーケティングについて、スポーツマーケティングについて、面白い取り組み事例として、フォーミュラEのファンブーストとアタックモードを紹介しました。

参考になると幸いです。

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がみ
国立大工学研究科➡国内大手企業(全社5,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡フリーランス
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーリーグ所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
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