日本国内MBAの価値は? 卒業者が激白

2020年8月16日MBA

私はフルタイムの国内MBA(某K大学大学院)を2020年3月に卒業し、現在会社を興すべく日々過ごしているフリーターです。
そんな私がMBA入学前や、MBA生活を振り返り、私が感じたMBAの価値について書きたいと思います。

私にとっての一番の価値は、「【経営者として生きていく】という自分の進む道を決められたこと」です。

その他私がMBAについて書いた記事はこちら

MBA受験に思い至るまで

もともと、私は国内大手企業でエンジニアをしていました。
小さなころから漠然と経営者や会社経営に憧れがありました。

企業に就職したころは、大手企業に行けば勝手に経営能力が身につくのだろうと思っていました。
学生時代は大いに遊び、社会人になったら大いに働こうと思っていたので、たいして企業について調べもせず半ば適当に企業を選びました。

でも、就職してしばらくしても一向に経営能力がついている実感はありませんでした。

何せエンジニア業務を行うのですから、経営に関することに携わることもできません。

私の調査不足です

今考えれば、あたりまえなのですが大手企業は普通に過ごしていけば、30代で主任になり40代で課長になり、50代で部長になるというのがデフォルトです。

つまり20代はただの兵隊です。

それをわかって入社すればよかったのですが、私は企業のネームバリューだけで就職先を選んでわからず入社してしまったため、悶々とした日々を過ごしていました。

仕事は頑張っていたので、5000人の中から若手海外駐在員に抜擢されたり、自分の携わったプロジェクトが社長表彰にノミネートされたりしていました。国家資格も2つ取りましたし、英語で資格も1つ取りました。

でも、思い描いていた自分の社会人像とはかけ離れていて、経営のスキルよりもエンジニアのスキルがついていきました。

そこで、私はMBAを受験することにしたのです。

国内MBAにした理由

国内MBAにした理由は大きく2つあります。

・新しいチャレンジを早くしたかった。
・学校訪問時の雰囲気が悪くなかった。

新しいチャレンジをはやくしたかった

じつは最初は海外MBAを目指して、英語の塾に通ったりしていたのですが、なかなか英語の成績が上がらず少し思い悩んでいました。

これは、海外MBAを目指す人にとってはあるあるで、それを皆さん耐え抜いて海外MBAに挑戦されています。

一方私はというと、最終的にも海外MBAの求めるレベルの英語になりませんでした。

もう1年英語の勉強をして海外MBAを受けるか、その時国内MBAを受けるかで悩んでいました。

正確には、悩まずに国内MBAは受験して、英語の勉強を続けていました

結果として、某K大学と某W大学のMBAコースに合格しました。

そして私は、海外MBAではなく某K大学のMBAコースに進学することを決めました。

その決断は、大学受験の時の経験が、僕を後押ししました

私は、高校時代浪人し旧帝大に通っていました。

でも振り返ってみて、浪人あんまり意味なかったなーと思っていたのです。

もちろん浪人時代もかなり勉強して、大学入学時の成績は学科で10位でした。

でも浪人の経験は結局、他の人より1年間余分に同じことを繰り返してしまったという後悔が残りました。

浪人せず、違う大学に入って新しいことに触れた方がよかったなと思っていたのです。

その経験があったので、MBAの時は、もう1年英語の勉強をして海外MBAに行くのではなく、国内MBAで自分を磨くことを決意したのです。

学校訪問の雰囲気が悪くなかった

企業選択の時の後悔を活かして、国内MBAのキャンパスビジットをしました。

直接教授にメールをしたら、生徒様を紹介していただけたので、訪問させていただくことができました。

事前に、質問を送って、それに回答いただく形だったのですが、自分が思った以上に準備してくださっていて、なんだか心うたれました。

その印象が最終判断にも影響しました。

MBA入学後

MBA入学後というのは、もうめちゃめちゃ勉強しました。

As much as possible!!(←海外に行けなかったので英語だけでも使っておく)

この2年間で経営能力をつけるのだ!!と意気込んでいました。

椅子に座りすぎて、腰がめちゃくちゃ痛くなり、病院で椎間板ヘルニアだと診断されても、はいつくばって授業に行き、ずっと勉強していました。
(MBA中に起こったプライベートな事件をまとめたブログはこちら)
憧れの経営者を目指して、本当にずっと勉強していました。毎日本当に夜中の12時まで学校で勉強していました。
交換留学にも参加しましたが、その時も正規で入った人より勉強していました。

実は、ネットによく「MBAは死ぬほど勉強する」と書かれていますが、実際本当に死ぬほど勉強している人は一握りです。
なぜなら、フルタイムは2年間もあって、優秀な人が集まっているわけですから、みんな手を抜くのもうまいのです。
考えてみてください。優秀な人は手を抜くのも優秀なはずです。

例えば、日本を代表する経営者でMBAを卒業されている方にDeNAを創業された南波智子さん、楽天を創業された三木谷浩史さんがいらっしゃいます。

お二方は本当に素晴らしい方で、ここで話題として出すのもおこがましいほどですが。。

南波智子さんは、書籍「不格好経営」中でMBA在学中はほとんど勉強しなかったと書いています。隣の人にノートを見せてもらって、字が汚いからもめたというエピソードが書かれていました。
三木谷浩史さんは、三木谷さん自身が書かれている書籍は拝読していないのですが、三木谷さんについて書かれている書籍を拝読すると、「彼は帰国子女で英語ができたので、ずっとゴルフをやっていた」と書かれていました。
なるほど、一流は手を抜くのも一流なのだなと思わされました。

一方で私はというと、なにも一流ではありません。ただのあほです。

自分でなんの決断もせず、ただ流れに身を任せていただけの人間です。

これといった実績もありません

この2年間で、MBAのエッセイに書くような、企業戦略から生産まで学び、多くの知識を得ました。

優秀な方々に囲まれディスカッションすることで、論理的思考力が付き表現力も付きました。

たくさんの人脈も得ました。

リーダーシップも身につき、思考力などのソフトスキルも身につきました。

しかし、たどり着いた結論は、経営は「ぶっちゃけやってみなわからん」ってことでした。

経営者になるにはサラリーマンではなく、経営するのが一番の近道だと、多くの書籍に書かれていました。

MBAに行けば、秘密の鍵があって、それが私の経営者人生の扉を開いてくれると信じていました。
でも、全然そんなことありませんでした。

だから、私は会社を始めることにしたのです。何の実績もありませんが。

今は、フリーターです。

貯金が尽きるのと、かけっこをしています。

貯金が尽きたらサラリーマンやります。

まとめ

MBAの2年間で私がたどり着いた結論は「経営者になるには経営するしかない」というものでした。

つまり、私にとっての国内MBAの価値は、「スキル」ではなく「道」が決まったことにありました。

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がみ
国立大工学研究科➡国内大手企業(全社5,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡フリーランス
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーリーグ所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
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Posted by gami-san