日本国内MBAから海外MBAへ交換留学した話

こんにちは
今回は私が2019年に日本国内MBAから欧州スペインIE business school のMBAプログラムに交換留学した時のことを書きたいと思います。
国内MBAや海外MBAに入学を検討されている方にお勧めのブログです。
このブログを読めば
・国内MBAで交換留学プログラムに参加する過程・選考過程
・交換留学先で受講できたプログラム
・私が抱いた感想
を知ることができます。
私は国内大手企業から海外MBAに進学することを断念し、日本国内MBAに進学した後、運よく交換留学生に選ばれて、半年間海外MBAのプログラムに参加することができました。
IEビジネススクールは2019年Forbsのランキングには通学する1年制MBAで6位にランクインしており、オンラインMBAプログラムランキングでは世界1位となっています。
国内MBAのフルタイム2年間の生活についてはこちら
国内MBAに通っていた時のプライベートでの事件はこちら
交換留学先での印象的な授業についてはこちら
MBAが転職に与える影響はこちら
日本国内MBAからヨーロッパのMBAに交換留学するまで
留学前の思い
もともと国内MBAに入る前から、海外MBAを目指していた私は、交換留学は絶対参加したいイベントの一つでした。
私が行っていた国内MBAは、交換留学先が充実しており、いくつもの大学が自分の中の候補として挙がっていました。
一方、学内で交換留学に行く基準が設けられており、ざっくりいうとTOEFL70以上がアジア・ヨーロッパ、TOEFL90以上がアメリカにアプライする権利がありました。
私は入学子もTOEFLの勉強を続けてはいたのですが、結局90点弱しかとることができませんでした。
本当はアメリカの学校に行きたかったのですが、断念せざるを得ませんでした。
こればっかりは仕方ありません。
留学校の選択
学校が提携している留学校から自分の中で3つに絞りました。
清華大学MBA(中国)
NUS MBA(シンガポール)
IE business school MBA(スペイン)
清華大学は、今後世界のトップ大学になるであろうといわれている北京にある大学です。
あの、習近平国家主席も精華大学の博士号を持っていらっしゃいます。
一方で、MBAプログラムは1996年に設立されており、大学自体は1911年からあることからもわかるように比較的新しいMBAプログラムです。
世界のMBAランキングにもランキングされておらず、プログラムの質は定かではありませんが、フェイブックのCEOのマークザッカーバーグやビルゲイツなどが毎年のように音連れているともいわれており、非常に興味深いプログラムでした。
NUSはシンガポール国立大学のMBAプログラムで、アジアのMBAプログラムでも毎年1位や2位にランキングされているMBAプログラムです。
英語圏というのも私にとっては魅力的でした。
さらに、寮を提供しているようでしたので、海外のMBA生と夜な夜な議論を繰り広げたいと思っていた私にとって魅力的でした。
IEビジネススクールは、マドリードにあるビジネススクールで1年制のMBAプログラムで言えば毎年世界のトップ5に入るプログラムです。
私にとって、何より魅力的だったのは、起業教育に強いところでした。卒業生がユニコーンの創業者らしく、教授陣も起業教育では名の知れた教授が多いです。
あと、レアルの試合を少し見てみたかった気持ちもあります。
結局この中で、IE、清華、NUSの順番で志望を提出しました。
学内選考
私の通っていた国内MBAでの交換留学先の選考は、「成績とTOEFLの点数」の2つで評価されました。
私が第一志望で提出したIEは、2枠しか派遣枠がなかったのですが、最終的に4人が第一志望で提出する激戦でした。
運よく4人の中の2人に選ばれました。
神が私に起業を進めているのか!!!とその時思ったことを覚えています。
今となっては、中国でもシンガポールでもよかったなと思いますが、その時はうれしかったことを覚えています。
国内MBAから交換留学した後のスケジュール
細かいスケジュールは派遣先の学校によって異なるのですが、大まかに8月~12月の約半年の交換留学でした。
私の参加したIEでは、8月はスペイン語の研修を提供しており、9月から12月まで専門科目を正規生と一緒に受講するプログラムでした。
8月のマドリードはとても暑く、日中は気温が40度になることも珍しくありませんでした。湿気がないので、からっとして過ごしやすくはありましたが、日向はものすごい暑さでした。
さて8月は、語学学習と授業の予習に費やしていました。
日本で英語の授業を受けたことはあるものの、大量の英語の予習課題が与えられていたため、その読み込みと重要ポイントのチェックをしていました。
また、IEは都心にあり、学校に寮がないということだったので、家探しの期間にしました。
この家探しがとても大変でした。
何せ、首都なので家賃がとても高く、大体ひと月15万円くらいしました。しかも学校周辺の安いマンションは正規生が借りているため、私は遠いところを探さざるを得ませんでした。
結局、Airbnbを渡り歩く生活をしていました。
9月からは本格的な授業が始まります。
授業の時間割が少し日本とは異なっていました。
というのは、日本では、9時から12時、13時から16時、16時半から19時半、というように授業時間が定められていたのですが、スペインでは、1時間の授業もあれば、3時間の授業もある、毎日ある授業もあれば、隔週の授業もある、10コマの授業もあれば、30コマの授業もある、というように授業形式が多岐にわたっていました。
確かに、授業によってコマ数は増減させた方が、生徒にとっても学習効率がいいかもなと感じました。
履修した授業は起業系の授業4つとソフトスキルの授業3つ、スポーツマネジメントの授業1つを履修しました。
起業で有名な大学だけあり、起業系の授業はとても充実していました。
毎回ベンチャー企業の社長がとっかえひっかえ講演してくれる授業に、ケースディスカッションの授業、ビジネスプラン発表の授業、VCのコンペの授業など様々でした。
ビジネスプラン発表の授業では、実際に4人の投資家方の前でビジネスプランを発表する機会をいただき、まぁまぁだったというフィードバックを受けました。
…まぁまぁて…
ソフトスキルの授業もとても充実していました。
私はクリエイティビティの授業を選択したのですが、そこで学んだことは、「クリエイティブな発想をしたければブレーンストーミングはダメ」とか「クリエイティビティとは足し算と引き算である」とか印象的な考え方を学びました。
留学後の感想
大きく4つあります
半年じゃ短く感じた
交換留学はとても刺激的で有意義な時間となります。
一方で、半年では短いというのが正直な感想です。
少なくとも1年間はいたかったなというのが正直なところです。
半年だと、ようやく環境になれはじめて、友達ができ始めたくらいで帰国することになります。
英語で経営に関するトピックがようやく議論でき始めたくらいで、終わりを迎えた印象です。
とても良い経験になったのですが、もう少し長くいて、英語でも余裕で経営トピックをディスカッションできるくらいになりたかったです。
MBAプログラムは学校によって全然違う
教授陣から、カリキュラムから、時間割から、就職支援から、卒業生コミュニティまで、学校によってこんなに違うのか!!というくらいちがいます。
私が経験した学校の比較しかできませんが、全然違いました。
そもそも、首都か田舎かといった学校のロケーションによって、学ぶ環境も大幅に異なる印象です。
海外のMBAを検討されている方は、ぜひキャンパスビジットされることをお勧めします。
コロナに合わなくてよかった。
完全に個人的な感想ですが、私が帰国した2か月後にコロナがスペインで大爆発し、死者もものすごいことになっていました。
知り合った日本人の方も感染したと聞きました。
ぎりぎりだったな…
Airbnb追い出された
9月から4か月契約していたairbnbですが、10月終わりに大家さんに突如出て行けと言われました。
なんでやねん、4か月の予約受け入れたんおぬしやんけ、と思いながら無視していたら、電気を止められた挙句、不法占拠しているとairnbnに報告される始末。
詳しく見てみると、スペインのairnbnは1か月契約の自動更新になっているようで、自動更新日に更新するかしないかは大家さんに権限があったようです。
そんなこととはつゆ知らず、大家さんとairbnbともめにもめた挙句、ほかの不動産屋さんに探してもらった宿で残りの2か月を過ごしました。
海外はなにが起こるかわかりませんね…airbnbのそっけない対応がちょっと寂しかった。
長期の宿泊の場合は、airbnbじゃない方がいいかもしれませんね。
まとめ
30歳を超えて、海外の大学で勉強できることはとても貴重な経験でした。
プライベート含め非常に貴重な体験をすることができました。
みなさん海外MBAを受験する際は、キャンパスビジットした方がいいよ。
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