MBAで印象的だったソフトスキルの授業・教科 ”ストーリーテリング”

2020年8月16日MBA

こんにちは。

今回は、MBAで受けた授業の中で印象に残っている授業・科目を紹介したいと思います。

今回ご紹介したいのは、マーケティングやファイナンスという王道的なものではなく、ソフトスキルについての授業です。

ソフトスキルとは、リーダーシップやコミュニケーション力のような目に見えない定性的な力のことを指します。

印象に残っている授業とは「ストーリーテリング」です。

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ストーリーテリングについて

最近、ストーリーマーケディングと呼ばれるマーケティング手法が出てきたように、ビジネスの世界でもストーリーの持つ力が脚光を浴びています。

ストーリーテリングは人間が持つ最も良いコミュニケーションの手段であるともいわれます。

ストーリーを伝えることで、情報をより意味のあるものにできたり、聞き手をよりコミュニケーションに引き込み、深い関係を築くことができます。

それゆえ、マーケティングの世界でも、今際脚光を浴びています。

また、一橋大学の楠木教授が「ストーリーとしての競争戦略」という本を出されていることからもわかるように、ストーリーの持つ力はとても大きいのです。

ストーリーが持つ力

2016年にRob Walkerという方が、ある研究をされています。

Ebayを使った研究です。

Ebayは日本で言うとメルカリみたいなものです。

その方は、$5以下で集められるガラクタを20点集められたそうです。

例えば、クマのぬいぐるみとか、おもちゃの鉄砲とか、フォークとかです。

本当にただのシンプルなガラクタたちです。

そのガラクタたちをebayで販売したのですが、1つだけ普通とは異なる売り方をしました。

説明欄に、ストーリーを付け加えたのです

例えば、おもちゃの鉄砲ならこんな感じです。

「僕は、小さいころに両親を亡くし、おじいちゃんに育てられました。

両親を亡くしたときの記憶はないのですが、僕と両親の三人で車に乗っているときに、車線をはみ出した大型トラックと正面衝突したようです。

僕はチャイルドシートをしていたため、かろうじて助かったようですが、両親は助かりませんでした。

ですから、物心ついたときにはおじいちゃんと二人暮らしをしていました。

おじいさんは典型的な厳しいおじいさんで、ほとんど遊んではくれませんでした。

僕を育てるために、夜遅くまで働きよく面倒を見てくれましたが、何をしても怒られるので、僕は少しおじいさんが嫌いでした。

いつもおじいさんにおびえて暮らしていました。

おもちゃというおもちゃも買ってもらえませんでしたが、唯一もらったおもちゃが鉄砲のおもちゃです。

鉄砲のおもちゃで遊んでいるときだけ、おじいさんに心を開けていた気がします。

その後私は成人し、おじいさんとは別々に暮らしていました。

あるとき、おじいさんがなくなったという連絡を受けました。

死因は、心臓発作だったようです。

おじいさんの遺品を整理していたところ、昔おじいさんと遊んだ鉄砲のおもちゃが出てきました。

捨てようかとも思ったのですが、昔の思いが詰まっており、捨てるに捨てきれず、おじいさんに対して素直になれた時間を誰かにも共有してほしいという思いで、出品しました。

このおもちゃで私の楽しい思い出の分までみんなで楽しんでほしいと思います

みんなで楽しく遊んでください。」

さて、出品した鉄砲のおもちゃはいくらで売れたでしょうか?

なんと$65で売れたそうです。

13倍です。

ストーリーの持つ力はとても大きいことが分かります。

良いストーリーを構成する要素

はらはらさせる

はらはらさせることはとても大事な構成要素です。

例えば、バックトゥーザフューチャーを例にお話ししましょう。

バックトゥーザフューチャーは車で時空を超えるお話ですが、時空を超えるシーンは時速300キロの車が壁に向かって猛スピードで走っていきます。

一方、時空を超えるのに必要な機会のケーブルがまだつながっていない状態で、それをつなげるのが間に合うか間に合わないか、とてもハラハラさせられます。

このハラハラ感がよいストーリーには欠かせません。

関連づける

関連付けるとは、聞き手の興味と関連付けることを指します。

例えば、トイストーリー。

おもちゃが遊んでいるだけでは、大人にとっては見れたものではありませんが、仲間や感情など、聞き手が共感できる要素が多いことで、良いストーリーとなります。

キャラクター

キャラクターはストーリーテリングの世界では主に12種類に分けられるといいます。

例えば、ヒーロー、楽天家、鍛錬家、などです。

それぞれのキャラが、欲望、目標、苦手なもの、怖いものを持っています。

これで言うと、マンガのワンピースは典型的なキャラクターをよく表せたマンガだと言えます。

ルフィ→ヒーロー、ウソップ→楽天家、ゾロ→鍛錬家といった具合です。

構成

要素

少なくとも一つは欲しい構成用として、次のものがあげられます。

同情、恐れ、カタルシス(悲劇的想像的経験)です。

例えば、ファインディングにもだと、最初にサメに襲われることで、お父さんとニモは離れ離れになってしまいます。

例えば、鬼滅の刃では、炭治郎が家族を皆殺しにされ、妹を鬼にされたところから物語がスタートします。

恐ろしいものに襲われて同情を誘うという方法は、よくストーリーテリングで使用される手法です。

全体構成

全体構成はおおよそ6つに分類されます。

  • 下から始まって盛り上がって終わる
  • 上から始まって盛り下がって終わる
  • 下から始まって盛り上がって盛り下がる
  • 上から始まって盛り下がって盛り上がる
  • 上から始まって、下がって上がって下がる
  • 下から始まって、上がって下がって上がる

自分が伝えるストーリーがどれに部類するかを意識することで、強調しなければいけないポイントが分かります。

ゲームチェンジャーが現れた

ストーリーテリングの授業では、最後に「Game of thrones」が紹介されました。

Game of thronesはHBOのテレビドラマシリーズで、ファンタジー小説をドラマ化したものです。

2011年から放送が開始され、全世界でメガヒットを記録した作品です。

本となった書籍は全世界で6000万部が販売され、映像でもゴールデングローブ賞など数々の賞を授業した作品です。2015年にはエミー賞を含む12個の賞をアメリカで獲得しました。

教授曰く、この作品のメガヒットの理由を現在研究中だということでした。

一方で、教授がこのドラマについて挑戦的だと言っていた要素がありました。

性的描写

このドラマには割と激しい性的描写が描かれています。

タブー

兄弟の恋愛など様々なタブーに挑戦しています。

危険な戦闘シーン

このドラマでは、戦闘シーンの描写も鮮明で、首が取れたり、血が飛び散ったりと様々なシーンが鮮明に描かれています。

一方で、キャラクターの個性は従来のストーリーテリングの要素をそのまま踏襲したものだそう。

従来のストーリーテリングに、プラスアルファで上記の要素が重なって大ヒットにつながったとおっしゃっていました。

私も、授業で紹介されてからこのドラマを拝見したのですが、確かに描写はかなり刺激的で、人間関係も刺激の強いものが多かったです。

一方で、めちゃくちゃ大ヒットしたメガ作品には感じられませんでした。

個人的には、授業でもう一つ紹介されたショーシャンクの空にの方が好きだった…

ゲームオフスローンズはストーリーの他にも、様々なマーケティング施策の中で生まれたヒット作品なのだなと感じました。

まとめ

今回は、ストーリーテリングについてMBAでの授業で紹介されたものも含めてお話ししました。

ストーリーの持つ力は大きい…

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がみ
国立大工学研究科➡国内大手企業(社員5,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡フリーランス
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーリーグ所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
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Posted by gami-san