起業にMBAは必要か不要か?国内MBA卒業生が語る

2020年8月16日MBA

こんにちは。

今回は、起業にMBAは必要かというテーマについて話したいと思います。

私は2020年3月にフルタイムの国内MBAを卒業し、自分のビジネスを立ち上げています。

また、アントレプレナーシップで有名なIE Business Schoolに交換留学し、起業系の授業を多く履修しました。

私の経験談や国内・海外MBA教育の状況から、お話ししたいと思います。

今の私のスタンスは、「起業するのにMBAは必要ない」というスタンスです。

その他私がMBAについて書いた記事はこちら

受験前の準備はこちら↓

国内MBAの暮らしぶりを書いたブログはこちら↓

MBAが転職に与える影響を書いたブログはこちら↓

私の話

私は、国内大手企業を退職し、国内フルタイムMBAに進み卒業した後、自分のビジネスを始めるべく活動しております。

しかし、もともと自分でビジネスを始めようとはあまり思っていませんでした

そもそも、私がMBAに進んだ理由は大きく3つありました。

もともとビジネスを勉強してみたいと思っていた。
実家が自営業だった。
いつかは社長になるだろうと思っていた。

この3つです。

国内大手企業に入社する前は、国立大学の工学研究科に所属しており、もともと勉強はほかの人よりは少しだけ得意なのではないかと感じていました。さらに、実家が自営業をしていたため、ビジネスにも興味があり、一度ビジネスをMBAで勉強してみたいと感じていました。加えて、いつかは社長になるんだろうなと思っていたので、会社を辞めてビジネススクールに進学しました。

ですが、ビジネススクールで多くの授業や文書、人々に触れるうちに、起業してみたいという気持ちが強くなり、独立するに至りました。

繰り返しになりますが、私は現在起業しておりますが、もともと起業しようと思ってMBAに入学したわけではないです。また、私の友人にもこのスタンスの人は結構多いです。

国内MBAでの授業

私が通っていたMBAでは、起業系や新規事業系の授業は多くほとんど受講しました。

例えば、本当の投資家の前でビジネスプランをプレゼンする授業や、1クールで仮想会社を設立し実際にサービスを社会に提供してその成果を競う授業、国内有名ベンチャーキャピタルの方からベンチャーキャピタルの真髄を学び実際に投資を実施しその成果を競う授業など、エキサイティングなものが多かったです。

ビジネスプランの立て方、プレゼンの仕方、仮想空間で会社を成立させる方法、投資の考え方などを学ぶことができました。

このようにビジネススクールは、ビジネスの考え方を学ぶことができます。

一方で、ビジネススクールはビジネスの根幹となるスキルを身に着けることはできません。

例えば、AIの授業はありますが、その授業を受けただけではAIのスペシャリストになることはできません。

つまり、起業するビジネスの競争優位性となるビジネスの根幹の部分は、身に着けていることが前提となるのです。

例えば、MBA入学前にデータサイエンティストだったとか、プログラマーだったとか、栄養士だったとか、医者だとか、そういう自分のスキルや領域を持っていなければ、自分が考えたビジネスアイディアも絵に描いた餅となってしまいます。

国内MBAで出会ったメンバー

国内MBAで出会ったメンバーの中にも、自分でビジネスをしていた方や起業したいと思っている人も多くいらっしゃいました。

例を挙げると、自分で一度起業してみたもののうまくいかずビジネスを学びに来た人、フリーランスでマーケティング関係の仕事を行っておりビジネスを学びに来た人など様々です。

一方で、在学中に起業したいと言っている人でも、迷っていた人が大半です。起業したいと言っていたのに、卒業後就職した人もいました。

MBA生の多くは、進路を迷っており、選択肢の一つとしてMBAに入学した人が多かったように感じます

また起業したいと言っている人も、みんな具体的なアイディアやスキルがない人が多かったように思います。

つまり、「スキルをお持ちで、何となくのアイディアもある」という方は、まずMBAで学ぶということを優先させるのではなく、一度そのアイディアでチャレンジされた方がいいのではないかと思います

これが、「起業にMBAは必要ではない」と考える一つの理由です。

走りながら学べばよいのではないかと思います。

日本のMBAと海外MBAでの起業教育

私は、日本には、実際に資金を調達するなどして、教育の一環で実社会に会社を設立しサービス提供するプログラムが少ないと感じます。

実際私も、仮想的な会社を設立し、実社会にサービス提供する授業は受けました。また、W大学では2017年にグローバルエデュケーションセンターにビジネスクリエーションコースを新設し、起業家意識の醸成、アイディア創出、ビジネスモデル検証を学ぶ機会を提供しています。

 一方で、国際的視点でみると、企業教育で有名なアメリカの大学院は実際に会社を作ってサービスを提供しています。例えば、MBAの起業家教育で高い評価を得ているバブソン大学(トヨタの社長の出身大学)では、自分たちのビジネスプランを投資家の前でプレゼンテーションし、上位2,3チームが授業の一環で本当に会社を設立し、事業を行う授業も提供している。さらに、ハーバード大学では年1回程度ビジネスプランコンテストを実施しており、グランプリには10万ドルの助成金が提供されます。このように、海外では学生が考えたビジネスプランで直接社会にサービスを提供する機会が豊富にある印象です。

交換留学先のMBA(IE Business school)での授業やメンバー

交換留学先では起業教育が有名なこともあり、多く企業系の授業が選択可能でした。

交換留学の暮らしふりを書いたブログはこちら

様々な起業家が公園に来てくれる授業や、ビジネスプランを発表する授業。ケースディスカッションの授業もありました。

一方、交換留学先で同じような授業を受けているメンバーはというと、属性で言うと日本のMBAで出会ったメンバーと多くは異なりませんでした

ファミリービジネスの新事業を考えたい人、ベンチャー企業を従業員として渡り歩いている人などおりましたが、入学時に明確なビジネスアイディアを持っている人はほとんどらず、事業化としてのスキルを持っている人も多くはありませんでした。ましてや、ベンチャー企業の社長や役員の方などいらっしゃいませんでした。

つまり、ここでも、「ビジネスプランを持っていたら実行した方がいい」説は否定できないわけです。また、「スキルをお持ちで、何となくのアイディアもある人は、あまりMBAにはいない」ということも否定できません。

偉大な経営者たち

日本の偉大な経営者たちはどうでしょうか?

例えば、楽天の三木谷社長はバーバードのMBAを卒業されたわけですが、入学したときは起業しようとは考えていなかったといいます。入学中に、起業を目指す人の多さや企業の魅力に取りつかれて、帰国後起業したといわれています。

DeNAの南場さんはどうでしょうか?南場さんもハーバードでMBAを取得されていますが、もともとは戦略コンサルティング会社にお勤めで、卒業後も、その会社に戻られています。ある日、戦略を提案した会社に「南場さんが自分でやってみれば」と言われて、体に稲妻が走って起業したといわれています。

ナイキの社長の場合はどうでしょうか?ナイキの創業者フィルナイトさんは、スタンフォードでMBAを取得されています。ナイキの前身は、日本のオニツカタイガーをアメリカで販売する卸業者なんです。そのアイディア(本人もばかげたアイディアだと思ったらしい)を、在学中に思いつき発表し、卒業後共同創業者を見つけて、まず業者をスタートさせたそうです。

ここまででもわかるように、MBAを卒業された偉大な経営者たちも、「入学前にはアイディアはなかったし、企業の競争優位性を構築するスキルも持っていなかった」と言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、起業にMBAが必要かというテーマでお話ししました。

私は、「起業するのにMBAは必要ない」と思っています。

もし、アイディアがあって、スキルもそこそこあるのなら、そのビジネスを始めてしまった方がいいと思います。失敗したらMBAに行けばいいと思います。

「ビジネスを行いながら学んでいく」という姿勢で十分だと思います。

始めてしまえば必要なことは必至で学びますし、その分ビジネス知識も自然に身につくでしょう。

一方、アイディアがない人は訓練の場としてMBAを活用するのもありかと思います。

ですが、競争優位性を構築するスキルがどうしても必要となるので、卒業後や在学中にそのスキルを身に着けることも必要になってくるかもしれません。

MBAの暮らしぶりを書いたブログはこちら

初心者からビジネスを動画で学びたい人へのおすすめブログはこちら

初心者からビジネス基礎を学びたい人へのおすすめはこちら

MBAが転職に与える影響を書いたブログはこちら↓

がみ
国立大工学研究科➡国内大手企業(社員5,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡フリーランス
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーリーグ所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
詳しいプロフィールはこちら

MBA

Posted by gami-san