サッカーを科学する:日本代表W杯ベスト8への道 ~統計が示す西野ジャパンの課題。ベスト16進出に必要なこと~

スポーツ観戦

今回は、サッカー日本代表がワールドカップで勝ち上がっていくために、統計や確率を使って示せることはないかと個人的に検証してみました特にベスト16の試合でで勝つ方法勝つ戦術はないのか。欠けていたことは何なのか。冷静にデータだけみて、戦略やスタメンに提言できることはないのかと思い調べてみました。

オリンピックもあるし、なんか大事な要素を知っておきたい。

このブログを最後まで読むと、近年のW杯で勝ち上がるチームの傾向や、ロシアワールドカップでこうすべきだったのではないかということがデータでわかります。

前置き

それにしても、ロシアワールドカップは悔しかったですね。

乾選手原口選手のゴールでベスト8進出まであと一歩だったので、夜中に叫んでしまいました。

デブルイネ選手のドリブルにはしびれました。

私の仮説

そう私はフィジカル信者です。

ムキムキ最強だと思っています。

一番好きな選手はヤヤトゥーレ選手です。(元コートジボワール代表で、195cm90kgくらいある)

何なら体がデカけりゃ勝てるくらい思っています。

しびれる試合こそセットプレーでの得点や失点がカギを握ります。そう私はフィジカル信者です。

当時西野ジャパンはおじさんジャパンと呼ばれていました。

年齢ばかりもてはやされ、フィジカルには全く注目がそそがれていませんでした。

フィジカル信者の私は黙っていられない。年齢より、フィジカルだろと

そこでこんな仮説を立ててみました。

「西野ジャパンは、体がデカけりゃベスト8に進めたんじゃないか」説

検証の方針

そこでW杯過去5大会に絞り、過去5大会のベスト16で対戦した全40試合

それぞれのチームの

  • FIFAランク
  • 平均年齢
  • 平均身長(体のデカさ)

3つの指標で、分類し勝敗とその傾向を見てみました。

検証の前に

それぞれの指標の独立性を評価しました。

その結果3つは独立した指標であることが分かりました。

1つの指標だけで試合の結果を分析

まず一つの指標だけで勝敗を検証すると、各勝率と勝ち点獲得率は以下の通り。

過去5大会における ベスト16勝率(%)
対戦相手よりFIFAランク高いチーム63
対戦相手より平均身長高いチーム65
対戦相手より平均年齢若いチーム50
ベスト16の勝率

ベスト16に関していえば、平均身長が高いチームが一番勝率は高いもののそのほかの要素もあまり確立に変化は見られない

ロシア大会における 予選リーグ勝ち点獲得率(%)
対戦相手よりFIFAランク高いチーム73
対戦相手より平均身長高いチーム60
対戦相手より平均年齢若いチーム63
予選リーグの勝ち点獲得率

予選リーグの勝ち点獲得率を見ると、FIFAランクが高いチームが一番勝ち点獲得率が高い。これは、予選リーグは結構実力差があるチームが対戦する傾向があり、FIFAランク通りに勝敗がつくことが多い可能性があることを示している。(たとえばブラジルVS UAEとか?何となくブラジルが勝ちそう)

3つの指標を同時に検証する

次にベスト16の試合に限って、3つの指標に着目し試合を4パターンに分類してみた。

例えば、パターン1は、左チーム(FIFAランク高い、身長低い、年齢高い)VS右チーム(FIFAランク低い、身長高い、年齢若い)という感じ

各試合数はこんな感じ

そして各パターンごとにどちらのチームが勝つか確率を出してみた

そしてベルギーVS日本はどこに分類されるかというと

ベルギー(FIFAランク高い、身長高い、年齢若い)VS日本(FIFAランク低い、身長低い、年齢高い)だから
パターン4

日本の勝率何と17%だった。

5回試合して1回勝てるか勝てないか、むしろか1回も勝てないこともあるという、状態だった。

どうすればよかったのか

ではどうすればよかったのか。

フィジカル信者の私から言わせれば、体をでかくすればいい(身長を高く)

仮に西野ジャパンがベルギーチームより身長高ければ、あの試合はパターン①かパターン③になる。

しかも、なんとパターン③は、たとえ相手より、FIFAランクが低くて相手よりおじさんのチームであっても、身長が高ければ勝率は80%になるということを示している。

この現象は無理くりだけど、説明がつく。

ベスト16は一発勝。たとえ相手が強くて若くても、こちらの老獪な試合運びで拮抗した試合に持ち込んで、セットプレーで一撃必殺で勝つ。

セットプレーの失点も防げるから勝率上がる。

こんな説明。

ちなみに、予選リーグの傾向と比較しても、パターン③のところだけが傾向が逆転している。

やはりベスト16という一発勝負の難しさを物語っているとも受け取れる。

サッカーの得点パターンは

  • 4割がカウンター
  • 3割がセットプレー(身長高いほうが有利)
  • 2割がミス
  • 1割がきれいにゴール

と言われている。

大一番はいつもよりセットプレーが大事になる。という暗示なのか。

ちなみに

ちなみにこうしていたら勝っていたジャパンも作ってみた。

ほんとに勝てるかわからないけど、あの試合で得点した乾選手より豊田選手の方が良かったのかもしれない。

まとめ

今回は、パターン分けをして確率を出すという簡単な検証に終わってしまったが、後からの振り返りは面白い。

「西野ジャパンは、体がデカけりゃベスト8に進めたんじゃないか」説は立証されたとは言えないが、過去の傾向から言うと、フィジカルも大切な要素であると言えるのではないでしょうか!!

がみ
国立大工学研究科➡国内大手企業(全社5,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡フリーランス
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーリーグ所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
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