MBAは資格?国家資格の中小企業診断士との違いは?MBAと中小企業診断士のどちらを取得すればよいか?
今回はMBAについて、資格かどうか、また中小企業診断士との違いは何かについて説明したいと思います。
さらに、取得するのであればMBAがいいか中小企業診断士がいいかについても私の意見を述べたいと思います。
これからビジネスの全体を学ぶ勉強を始めたいと思っている人におすすめのブログです。
私は、国内MBAを卒業した後、現在フリーで活動しているものです。
MBA受験前には中小企業診断士の取得を検討したこともあり、このブログを書いています。
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MBAは資格かどうか?
こちらのMBAとはのブログにも書かせていただきましたが、結論から言えば、MBAは資格ではありません。
MBAは大学院で経営学を学んだという称号で、経営学修士号に相当します。
みなさんが履歴書に学歴を書くのと同様、MBA取得者は履歴書に学歴として、MBA取得、ビジネススクール卒業と書くのです。
そのためMBAを持っていないとできないことは一つもありません。
例えば、お医者さんは医師免許という資格を持っているため処方箋を出すことができます。これは日本の法律で定められています。
MBAは経営を体系的に学びますが、MBAを取得していないと会社を経営できないという法律は日本にはありません。今は、1円で会社が作れる時代ですから、誰しも社長になることができます。
ビジネススクールは、経営の体系的な学習を通じて、会社を経営するに必要な知識を学ぶ場所であり、MBAはその学校を卒業したら得られる修士号にすぎません。
MBAと国家資格の中小企業診断士との違いは何か?
一方、中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。資格試験の勉強を通じて、会社経営についての知識を全体的、体系的に学びます。
ビジネスを体系的に学ぶという意味で、よくMBAとの比較に出されます。
確かに、勉強内容はMBAと似通っています。
マーケティング、組織、経済、会計などMBAで学ぶ科目とほとんど同じです。
違いは、中小企業にフォーカスを当ててこれらの科目を学び、試験に合格することで得られる資格です。
MBAとは違い、卒業するだけではなく、試験に合格しなければなりません。
取得するなら、MBAか国家資格・中小企業診断士か?
どちらを取得した方がいいかはその人の属性や、将来像によって異なります。
例えば、取得にかかる費用だけとってもMBAの場合は国内でも200万円前後の費用が掛かります。海外なら1000万円かかるケースもざらにあります。一方で、中小企業診断士は50万円以下でとれることがほとんどだと思います。
当然、中小企業に特化した仕事が将来的に行いたいと思っていられる方は、中小企業診断士をお勧めします。
国内にはMBAの取得と中小企業診断士(資格)の取得が同時にできる学校も
法政大学のビジネススクールでは、MBAの取得と中小企業診断士の取得が同時に目指せます
https://www.im.i.hosei.ac.jp/educational_program/mba/
中小企業診断士第1次試験合格等の有資格者に対して、指定した全科目を入学年度1年間で修得した人は、中小企業庁の定めるガイドラインに沿った修得水準審査を行うことで、中小企業診断士登録に必要な科目を修得したことを証する「修了証明書」を発行してもらうことができます。
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まとめ
MBAは経営学修士で学位です。卒業すると学位が授与されます。
中小企業診断士は資格です。試験に合格しなければなりません。
中小企業に特化した仕事が将来的に行いたいと思っていられる方は、中小企業診断士をお勧めします。