ビジョナリーカンパニー|要約・内容|経営者の必読書|時代を超える生存の原則

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今回はビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則(著:ジムコリンズ ジェリーポラス)の要約を紹介します。

これからビジョナリーカンパニーを買おうとされている方、要約だけ知りたいという方、また、経営者、経営幹部、起業家、サラリーマンの方にお勧めです。
特に、この本各章の末に必ず、CEO、経営幹部、起業家へのメッセージがまとめられているので、それらの方は必読です。さらに、経営者以外の読者へもメッセージがまとめられていることもあります。

この本はビジネスユーチューバーのまこなり社長も紹介されていました。

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ビジョナリーカンパニー要約・内容

著者のプロフィールとこの書籍が書かれた目的

著者プロフィール

ジムコリンズ氏はスタンフォード大学ビジネススクールで研究者としてキャリアを始められ、1994年にこの本を出版されました。ジェリーボラス氏はスタンフォード大学ビジネススクール名誉教授です。

目的

著者は、「真に卓越した企業とそれ以外の企業との違いはどこにあるのか」を調べることを目的としプロジェクトを始めました。真に卓越した企業(ビジョナリーカンパニー)は、この本では以下の6つで定義されています。

・業界で卓越した企業である
・見識のある経営者や企業幹部の間で、広く尊敬されている。
・我々がクラス社会に消えることのない足跡を残している。
・最高責任者(CEO)が世代交代している
・当初の主力商品(またサービス)のライフサイクルを超えて反映している。
・1950年以前に設立されている。

ビジョナリーカンパニーとして、調査の対象とされている企業には、3M、アメリカンエクスプレス、ボーイング、シティコープ、フォード、GE、ヒューレットパッカード(HP)、IBM、ジョンソン&ジョンソン、マリオット、メルク、モトローラ、プロクター&ギャンブル(P&G)、ソニー、ノードストローム、フィリップモリス、ソニー、ウォルマート、ウォルトディズニー、です。

結果として、次の12の神話が崩れたとされています

・素晴らしい会社を始めるには、素晴らしいアイディアが必要である
・ビジョナリーカンパニーは、ビジョンを持った偉大なカリスマ的指導者が必要である。
・特に成功している企業は、利益の追求を最大の目的としている
・ビジョナリーカンパニーには、共通した「正しい」基本的価値観がある
・変わらない点は変わり続けることだけである。
・優良企業は危険を冒さない
・ビジョナリーカンパニーは誰にとっても素晴らしい職場である
・大きく成功している企業は、緻密で複雑な戦略を立てて、最善の動きを取る
・根本的な変化を促すには、社外からCEOを迎えるべきだ
・最も成功している企業は、競争に勝つことを第一に考えている
・2つの相反することは、同時に獲得売ることはできない
・ビジョナリーカンパニーになるのは主に、経営者が先見的な発言をしているからだ。

それでは要約に参りましょう

要約

時を告げるのではなく、時計を作る

この章では、ビジョナリーカンパニーの創設者が概して時を告げるタイプではなく、時計を作るタイプであったことが明らかにされます。

素晴らしいアイディアを持っていたり、素晴らしいビジョンを持ったカリスマ的指導者であるのは「時を告げること」であり、一人の指導者の時代をはるかに越えて、いくつもの商品のライフサイクルを通じて繁栄を続ける会社を築くのは「時計を作ること」だと述べられています。「時を告げる」ことよりも、「時計を作る」ことの方が重要だと主張しています。そのため、素晴らしいアイディアを待つのは、悪いアイディアである可能性があることすら示唆されています。これは、企業そのものが究極の作品であるという共通の考えに基づいており、正しい考え方で企業を経営する必要があると述べています。

利益を超えて

この章では、利益を超えた価値観、ビジョン、リネンといったものがビジョナリーカンパニーには必要であると述べられています。これを、「現実的な理想主義」と表現しています。

ビジョナリーカンパニーは、現実的な利益だけや、理想的な理念だけ、を追うのではなく、両方を追い求め、両方を達成すると述べられています。

さらに、理念には正しい理念などなく、ビジョナリーカンパニーすべてに共通した理念などないということが述べられています。

基本理念を維持し、進歩を促す

この章では、ビジョナリーカンパニーは、基本理念(=基本的価値観+目的)を大事に維持し、守るが、基本理念を表す具体的な行動は、いつでも変更し、発展させなければならないことが述べられています。

基本理念を、企業文化、戦略、戦術、計画、方針などの基本理念ではない慣行と混同してはいけません。

また、ビジョナリーカンパニーの基本理念は、進歩へのあくなき意欲と密接に関係していることが述べられます。企業には、変化する外部環境に対する基本理念に基づいた進歩への意欲が必要です。

次の章からは、ビジョナリーカンパニーと比較企業の決定的な違いである基本理念を維持し、進歩を促すための具体的な5つの方法について述べられています。

・社運を賭けた大胆な目標
・カルトのような文化
・大量のものを試して、うまくいったものを残す
・生え抜きの経営陣
・決して満足しない

社運を賭けた大胆な目標

ビジョナリーカンパニーは進歩を促す強力な仕組みとして、時には大胆な目標を掲げます

これは、進歩を促す唯一無二の方法ではなく、すべてのビジョナリーカンパニーがよく使っているわけではないです。

それでも、多くのビジョナリーカンパニーでこの仕組みが用いられており、比較対象企業はそれほど使っていないという調査結果になっていると述べられています。

この大胆な目標を持つことは、単に目標を持っているだけはなく、思わずひるむほどの大きな課題に挑戦することを指しています。また、人々の意欲を引きだし、心に訴え、心を動かす。具体的で、わくわくさせられます。誰でもすぐ理解でき、くどくど説明する必要はありません。

カルトのような文化

ビジョナリーカンパニーは、誰にとってもいい職場ではありません

ビジョナリーカンパニーの流儀を信仰しているもの、それにぴったり合っているものだけに、いい職場です。ビジョナリーカンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことをはっきりさせているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少なくなる傾向があります。理念への熱狂、教化への努力、同質性の追求、エリート主義という特徴もみられました。

やるべきことは、個人崇拝のカルトを作るべきだということではなく(絶対やってはならないことである)、基本理念を熱心に維持するしっかりした仕組みを持った組織を作ることである。

大量のものを試して、うまくいったものを残す

ビジョナリーカンパニーで、特に成功した動きのいくつかが、緻密な戦略計画に基づくものだけではなく、実験、試行錯誤、臨機応変によるものであったり、文字通り偶然の結果であったりすることがありました

社運を賭けた大胆な目標に続く第二の種類の進歩として、「進化による進歩」を促していることが分かりました。「大胆な目標による進歩」は思い切った飛躍をするが、「進化による進歩」では、それまでの事業の延長線上にある小さな一歩(突然変異)であるが、意図しなかった戦略的な転換が生まれるものです。ビジョナリーカンパニーは進化による進歩の利用に積極的でした。

生え抜きの経営陣

ビジョナリーカンパニーは、社内の人材を育成し、昇進させ、経営者としての資質を持った人材を注意深く選定し、後継者の育成を基本理念を維持する努力の柱にしています。外部から招へいされたものはとても少ないことが分かりました。

重要なのは、優秀な経営陣の継続性が保たれていること、それによって基本理念が維持されていることです。

決して満足しない

ビジョナリーカンパニーで最も大切なことは、「どこまでうまくいっているのか」でも、「どうすればもっとうまくやれるのか」でも、「競争に対応するためにどこまでやらなければならないか」でもなく最も大切な問いは「明日にはどうすれば、今日よりうまくやれるか」です。

ビジョナリーカンパニーでは、このように問いかける仕組みを作っており、毎日の習慣にして考え、行動している。自分自身にへの要求が極めて高い。

始まりの終わり

この章では上にあげた5つの方法を実施するにあたり、注意すべき移転が書かれています

ビジョナリーカンパニーの真髄は、基本理念と進歩への意欲を、組織の隅々まで浸透させていることにあります。目標、戦略、方針、職場環境が、相互に矛盾なく、相互に補完し合う大量のシグナルを送って、会社の理念と理想をしっかりと浸透させます。

しっかりした一貫性を達成する必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

前半では、ビジョナリーカンパニーは、組織として、基本理念をもとにして、進化を促すことの重要性が述べられました。

後半では、基本理念をもとにして、進化を促す具体的な方法とその注意点が述べられていました。

経営者、経営幹部、起業家など、経営に携わっている方、またサラリーマンで将来経営に携わるであろうと考えられている方は必読だと思いますので、これを機に購入されてはいかがでしょうか?

スポーツ大好き勉強家ビジネスマン
国立大工学研究科➡国内大手企業(社員3,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡働きながら副業実施中
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーチーム所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
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