【要約・解説・ポイント】リーンスタートアップ 無駄のない起業プロセスでイノベーションを生み出す エリックリース著

ビジネス,ビジネス書,勉強

こんにちは

今回は、書籍リーンスタートアップ 無駄のない起業プロセスでイノベーションを生み出す エリックリース著 の要約・ポイント・解説をお届けします。

私は新規事業を立ち上げ、何度か失敗した経験から、この本を読みなおしました。

この書籍は、特に新規事業立ち上げに携わっておられるみなさんや、起業を考えられている皆様には必読書です。

この本の最も良い点は、著者が自分の経験や事例を用いてリーンスタートアップについて、数字・実例を用いて科学的に検証しているところにあります。一方で、今回は細かいポイントは置いておいて概念だけ要約して解説します。

このブログを最後まで読めば、
書籍リーンスタートアップの要約・内容・ポイント
が分かります。

<参考記事>
MBAで学ぶ知識は、学校に行かなくても得ることができます
素人から始めて100冊以上書籍を読んだ私が理解しやすかった書籍を厳選しました
>>【MBAが学べる書籍6選】初心者からビジネスの基礎を独学で学べるおすすめ書籍・必読書はこれだ

リーンスタートアップ要約・解説・ポイント

リーンスタートアップとは?

リーンスタートアップとは、起業や新規事業立ち上げの手法です。

2012年にエリック・リース氏によって提唱されました

この理論は、シリコンバレーで、極めて低い起業成功率を引き上げるためのマネジメント論として体系化されました。

この手法はこれまでの手法に比べ、
「検証による学び」を通して、画期的な新製品を開発しイノベーションを継続的に生み出せるアプローチである点が新しい。
と書かれています。

リーンスタートアップの目的

この新しいリーンスタートアップという手法を用いる目的は何でしょうか?

それは、「新規事業の生産性や成功確率を飛躍的に向上させること」です。

「ヘタな鉄砲かずうちゃ当たる」ではなく、イノベーションをうむ革新的な新規事業でも成功確率を科学的に上げられるというわけです。

これによって、時間、情熱、スキルといった貴重な人的資源の無駄遣いを防ぐことができます。

リーンとは?

リーンは、トヨタ自動車の生産工程にける無駄を徹底的に省くことに主眼を置く「リーン生産方式」から取られています。

リーンスタートアップは、生産過程で生産性を上げる工程で使われていたリーン生産方式を、起業のプロセスや会社組織に適用した手法と言えます。

リーンスタートアップの要約・解説

この書籍は下のリーンスタートアップの5原則を解説しています。

1 アントレプレナーはあらゆるところにいる
2 起業とはマネジメントである。
3 検証による学び
4 構築―計測―学習
5 革新会計(イノベーションアカウンティング)

1、アントレプレナーはあらゆるところにいる

著者は不確実な状態で新しい製品やサービスをつくりださなければならない状況で働く人はみなアントレプレナーであると言います。

起業した人に限らず、新製品の開発に携わる人はすべてアントレプレナーで、この手法用いて、生産性、成功確率を上げることができます。

2、起業とはマネジメントである

リーンスタートアップは、ただの製品開発手法ではなく、組織をマネジメントする経営手法だと筆者は言います。

具体的なマネジメント手法は原則3,原則4、原則5で説明されます。

3、検証による学び

「とりあえずやってみよう」ではなく、「検証による学び」で科学的に機能を検討すべきと主張しています。

スタートアップの生み出す製品の実態は「実験」であり、その「実験」から得られる成果はどのようにすれば持続可能な事業が構築できるかという「学び」です。

この学びから、次の改善点が生まれます。

「検証による学び」を最も効率よく行うためには「挑戦の要」となる仮説を選ぶことが必要です。

この「挑戦の要」とは、ビジネスや事業の計画の中で元もリスクが高い要素、他のすべてを支える基礎となっている仮説です。

この挑戦の要は、価値仮説と成長仮説と言い換えることもできます。

価値仮説とは、顧客が我々の製品・サービスを使う時に本当に価値を提供できるかどうかを判断するものです。

成長仮説とは、新しい顧客が、製品・サービスをどうとらえるかを判断するものです。

この2つの仮説(挑戦の要)を検証することを「検証による学び」と言っています。

挑戦の要は仮説であり、当然間違っている可能性が高いです。だからできるだけ早く検証する必要があります

次に学びを最大化するプロセスについて説明します。

4、構築―計測―学習

著者はアイディア→構築→製品→計測→データ→学び→アイディア→…のループを回し続けることがカギであると主張します。

また一回りにかかる日数を小さくすることも必要だと主張します。

アイディア→構築→製品

3、で述べた検証による学びを最大化するための挑戦の要を検証したのちに、MVP(実用最小限の製品)の作成に取り掛かります。

計測→データ→学び

このフェーズでは、製品開発が本当に前進しているかの判断が必要となります。

本書では、革新会計(イノベーションアカウンティング)という方法が勧められています。

原則5で解説します。

5、革新会計(イノベーションアカウンティング)

著者は計測→データ→学びのフェーズで、科学的な進捗を計測したり、優先順位を決めたりするために「革新会計」という新たな会計手法を提案しています。

革新会計とは、「データの基準を決定」し、「製品やサービスについて何かを変更」し、「製品をあきらめるか辛抱するか」を決定することです。

データ基準を設定し、理想状態に移行するためにエンジンのチューニングを行わなければなりません。そして、方向転換するならば、新たなデータ基準を設定し、もう一度エンジンをチューニングする必要があります。

詳しくは書籍をご覧ください。

最後にスピードアップ

スピードアップのためには、ひとまとめに処理するバッチサイズを縮小した方がいい、と主張します。

また、顧客を増やし、新しい市場を開拓していくにあたり、その成長を図る尺度として何を使うべきかを考える。取り扱う製品やサービスによって、成長を図る尺度は異なります。どの成長エンジンを使っているのかが分かれば、効果的に事業を成長させられる場所にエネルギーを集中することができるようです。

また、エンジンごとの着目すべき尺度と、革新会計を組み合わせれば、成長が止まりそうになった時に、その状況を把握して方向転換することができます。

まとめ

今回はリーンスタートアップの要約・解説についてお伝えしました。

1、アントレプレナーはあらゆるところにいる
不確実な状態で新しい製品やサービスをつくりださなければならない状況で働く人はみなアントレプレナー

2、起業とはマネジメントである
リーンスタートアップは、ただの製品開発手法ではなく、組織をマネジメントする経営手法

3、検証による学び
「とりあえずやってみよう」ではなく、「検証による学び」で科学的に機能を検討すべき

4、構築―計測―学習
アイディア→構築→製品→計測→データ→学び→アイディア→…のループを回し続けることがカギである

5、革新会計(イノベーションアカウンティング)
計測→データ→学びのフェーズで、科学的な進捗を計測したり、優先順位を決めたりするために「革新会計」という新たな会計手法

最近発売されている多くの新規事業の本はこの本をもとに作られているため、原著を一度読んでおくことは新規事業に携わる方にとっては必須だと思われます。

新規事業がうまくいかないと悩んでいらっしゃる方にとってもおすすめの一冊です。

スポーツ大好き勉強家ビジネスマン
国立大工学研究科➡国内大手企業(社員3,000人の中から、選抜制海外駐在員に抜擢される)➡2年制国内フルタイムMBA(スペインIE business schoolに半年間交換留学)➡働きながら副業実施中
サッカー歴25年
欧米サッカー現地観戦試合数30試合以上
元社会人関東1部サッカーチーム所属、元Jリーグチームインターン、元甲子園売り子
詳しいプロフィールはこちら